・第２１回東京電力福島第一原子力発電所事故放射能対策特別委員会
　　　（平成２５年２月７日）質問と答弁
○高橋隆夫委員長　ほかにございますか。
　良田委員。

○良田金次郎委員　
キノコ生産者の件で関連した質問で、私は湖南町なのですが、猪苗代湖に流れる河川の上流では優良な杉材、キノコの原木、素材生産やっている業者の方がかなり多いんですね。
そういう人たちから何とか東京電力に一言申し上げてくれないかと。
幾ら山林の値段がつかなくとも、樹齢20年から25年のナラの木、ヒノキ、桜の木であっても10アール当たり2万円、あと杉材であれば45年から50年で3．6石、立米換算すると1立米で素材の価値として約1万円の値段、これが全て市場で、持ってきてもらわなくていいからと言われているんですね。この辺の補償の問題をご回答いただきたいと思います。

○高橋隆夫委員長
答弁を求めます。
塚田参考人。

○塚田隆雄参考人
ただいまご質問のございましたそういった立木とか、広く言えば山の賠償という形になると思いますけれども、本当に今の段階できちっとしたお答えができるような状況ではございませんし、今のところ本当に山林のほうの立木も含めた賠償について非常に検討がおくれておりまして、その点についてはおわびを申し上げたいと思いますし、今の段階で本当に申しわけございませんが、こういう方向性で考えている、いつまでに結論を出すという具体的なお答えができないということでございます。
申しわけありません。できるだけ早目にお知らせできるように対応させていただきたいと思います。
申しわけありません。

○高橋隆夫委員長
良田委員。

○良田金次郎委員
それから、もう一つ申し上げます。
これほどの人類史上かつてないほどの事故を起こして、被災地にご迷惑をおかけして、加害者の立場として、県民や市民感情をどのように受け止めているのか。
ここで私なりの考えなんですが、猪苗代湖の水利権と尾瀬沼の水利権は地元に戻していただきたい。
本社に帰ってよくご協議していただきたい。さすれば福島県民、郡山市民の感情もかなり和らぐのではないかなと私なりの考えで意見申し上げました。

○高橋隆夫委員長
答弁を求めます。
新妻参考人。

○新妻常正参考人
新妻です。
前回お伺いさせていただいたときに、猪苗代湖の水利権のお話も出ました。
これは本当にこれまで私ども福島県内の各行政さんとのかかわりの中で、非常にかかわりの深い重要なものでございます。
きょう、良田委員からいただきました内容について持ち帰らせていただきたいと思います。